ショーモン城の会議の広間

ショーモン城の会議の広間の特徴は、17世紀に遡る見事なマジョリカタイルでしょう。

ショーモン城の会議の広間(写真 Eric Sander©)

これは、シシリア島のパレルモにあるコルティオ宮殿からブロイ家がこうにゅうしたものです。16世紀イタリア式の拡張板付きテーブル、メナール城(ブロワの近く)からの17世紀末の炉背、およびディアーヌ・ド・ポワティエが描かれた絵画(19世紀)がこの部屋を豊かに飾ります。

ショーモン城の会議の広間(写真 Eric Sander©)

『惑星と曜日の壁掛け』と題されたタペストリー(写真 Eric Sander©)



『惑星と曜日の壁掛け』と題されたタペストリーは、1570年、タペストリー織師マルタン・レンブーの工房で織られました。8枚のタペストリーからなるこの壁掛けの主要なテーマは占星術です。

サトゥルヌス(写真 Eric Sander©)

 曜日と惑星に対応する古代ローマのそれぞれの神が、星の動きを象徴する戦車の上に座っています。戦車は、車の上に一つまたは複数の十二宮のモチーフ有し、それぞれの神に対応する空想あるいは実在の動物に引っ張られています。マントルピースの右側から、それぞれ、ディアナ、サトゥルヌス、アポロ、ヴィーナス、マルス、そしてマルタン・レンブーの工房からの別のタペストリーの断片である婚姻、マーキュリー、そしてジュピターを識別することができます。