国際庭園コンクールのお知らせ
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第26回国際庭園フェスティバル(2017年) |
2018年のコンクールのテーマ
思想の庭園
「庭園、それは可視化された哲学。」エリック・オルセナ
この言葉から、プラトンの果樹園、エピクロスの園、古代中国の学識者たちの庭園、千夜一夜物語 に登場する庭園、さらにはハイデルベルクや京都の「哲学の道」、またシェイクスピアが植物の知識を作品に引用したことなどを思い浮かべることができるように、古くから庭園は、文学や思想と結びつくものであり、「思想」という名をもつ花もあります。
人間に生来備わる思想は、しばしば、庭園により表現されます。庭園において思想は、いわば空間に舞台装飾を置くように表現されています。また、エラスムスからジャン=ジャック・ルソーの時代の思想家にとって、庭園は無尽蔵の悦楽と知的インスピレーションの源でもありました。庭園は、熟考、瞑想、空想へと私たちを誘います。
庭園が想起させる過去、現在、未来の文学の世界や、作家の菜園、哲学者の迷宮、演劇の自然を表現する舞台のように、2018年は、見る人を文学とアイディアにあふれる世界へと誘う、創意に富む独創的な庭園を期待しています。
今回で27回目となるコンクールで設計者に求められるのは、現代的で大胆な、全く新しい空間デザインで、見る人に驚きと夢を与えることです。また、高度なシナリオ、資材、独自性のある植物を取り入れることに加え、ショーモン・シュール・ロワールにふさわしいファンタジーと詩情を与えることも忘れてはなりません。
現代の想像力を膨らませ、可能な限りの技術を駆使して、見る人が発明による新しい発見をできるようなコンクールにすることを希望しています。想像力と驚きにあふれる作品、つまり、インスピレーション豊かで、インスピレーションを与える庭園です。
参加対象者:
- 専門学校または大学の修学資格をもつ、
- 景観整備または庭園の専門家は、個人またはチームによる参加が認められる。
- 景観を専攻する学生。また、建築、園芸、デザイン、装飾芸術を専攻し、景観を選択科目としている学生は、選択科目を証明する書類の提出と、教員がチームの代表者および作品の立案者であることを条件に参加が認められる。
庭園の設計案の提出期限は2017年10月19日木曜日17時
連絡先:Elizabeth Mettling (エリザベット・メトラン)
Eメール:concours@domaine-chaumont.fr