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カトリーヌ・ド・メディシスの全身肖像画(写真 Eric Sander©) |
カトリーヌ・ド・メディシスの寝室はかつての式典用の部屋で、15世紀末にトゥルネーで織られ、ショーモン城に所蔵される最も古いタペストリー(『ペルセウスとペガサスの物語』)が飾られています。また、カトリーヌ・ド・メディシスの全身肖像画(19世紀に複製されたもの)、16世紀末のフランダースタペストリー(『ダビデとアビガイルの物語』)、およびさまざまな人物像、仮面飾り、コルヌ・コピア(豊穣の角)、月桂樹のガーランドと果実などの装飾がふんだんに 施されたアンリ2世様式の19世紀の見事な寝台を鑑賞することができます。背もたれの最上部は半浮き彫りのセイレンに支えられており、その上に天蓋の支柱を構成する男女の戦士があしらわれています。
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カトリーヌ・ド・メディシスの寝室(写真 Eric Sander©) |
この部屋にはまた、アーチの下ではうなぎを飲み込み、向かい合う一角獣の下では銀貨をつかむサギが描かれた肘掛と高い背もたれのある16世紀の木製の椅子が置かれています。
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カトリーヌ・ド・メディシスの寝台(写真 Eric Sander©) |
寝台の近くにある戸棚は、15世紀に作られた正面の上側に神学における「信仰・希望・ 慈悲」の3つの徳と四季、下側に五感を表現したこの時代特有の図像を連想させるモチーフがあります。