サントル・ヴァル・ド・ロワール地方 ルネサンス500年祭

2019年はレオナルド・ダ・ヴィンチがフランスのアンボワーズで死去してから500年、シャンボール城の築城開始から500年、さらにのちにフランス王妃となるカトリーヌ・ド・メディシスが誕生してから500年という説目の年にあたります。この3つの事象はいずれも、フランス、特にサントル・ヴァル・ド・ロワール地方におけるルネサンス文化の始まりを象徴しています。

この地に作られた庭園、城館、王の邸宅を中心に花開いたルネサンス文化の高揚 を祝し、当地では2019年を「Viva Leonardo da Vinci!サントル・ヴァル・ド・ロワール地方ルネサンス500年祭」とし、地方全域で約700のイベントが繰り広げられます。展覧会、スペクタクル、テーマ別見学コース、デジタルツールを駆使した見学、造園、国際的な科学技術講演会、光と音のショーなどが実施されます。
 
芸術と自然の中心地、ドメーヌ・ド・ショーモン・シュー ル・ロワールは、2019年アートシーズンを通して、威風堂々 とした雰囲気の中であらゆるルネサンスを讃えます。まず、 ショーモンの依頼で、アメリカの偉大な写真家アレックス・ マクリーンがサントル・ヴァル・ド・ロワール地方にある様々な古城の航空写真を撮影しました。この作品は、2月 28日までドメーヌ・ド・ショーモン・シュール・ロワールで ご覧いただけます。

Château de Chaumont-sur-Loire, 2018 - © A. MacLean pour le Domaine de Chaumont-sur-Loire

 第28回国際庭園フェスティバルのテーマ も、「ルネサンス」と関連があります。10月には、1550年か ら1560年までショーモン城を所有した王妃カトリーヌ・ド・ メディシスにちなんだシンポジウムが催されます。古いタペ ストリーをしつらえ内装を一新したカトリーヌ・ド・メディ シスの寝室は、1年中見学が可能です。また、2019年には、 世界有数のデジタルアーティストの作品紹介の場として、シ ョーモン・シュール・ロワール城の東棟にデジタルギャラリ ーが新設されます。